想像の井戸
山霞のヴェール
鏡のような凪がさざめく
爽やかに悦
星を嗜む人
息を飲んで眠れ
そうでもないから困ってる
伏し目の奥の麗らかさ
言わないなら無いのと同じ
濁点混じりの嘘
ここも地獄と変わらない
延明措置
愛より出でて
すべては遠くでしかない事象
雲泥のまにまに
冷たい指先
お布団しか信じてないもん
寝ても覚めても興ざめ
六年の冬季
ある物ねだり
図られていたとしても
特別に嫌って
軽快な自白
隙だらけ、好きだらけ
宇宙が始まる前の話
水金地火のひとつをあげる
醒めないでいてね
本能を解いて
君の叫びは祝福に
釣り合わない受容
エターナル・ハピネス
荒削りの人生
忘れるための霧中
願いは叶わないから美しい
柑橘のひと時
暗中に光
「絶望」ってとめどないもの。
銀杏の絨毯に立って
何かを掴めたためしがない
Not very bad(そんなに悪くない)
足りないを教えて
平行線に橋
流れゆく停滞
作らなかった鍵
痛みを知らずに済むように
解像度のない世界へ
昔って質量あったんだ
ハロー、ジュニパーベリー
安息銀河
散らない桜があるらしい
遠慮なく言うけれど
傲慢のかたまり
鮮度が死
帰れないと夏が言う
季節が四つしかなかった頃
氷期の熱帯夜
奪う覚悟があるのなら
可哀想な豆腐
頭の中で君を飼う
終わらなければいいのに
そこから見る世界は綺麗だろうね
とんでもない、待ってない
最悪を装丁
一刻でも遅く
霞がかった春のよう
凍える海の家で
蹴っ飛ばして入りたい
物理的に重い話
朝焼けを合図に
青の時間
地面に埋めたハードルを
射手に釘付け
アイドリング・ノンストップ
音楽になんてならないで
蝉時雨に帰りたい
突っ伏した隙間から
真綿に包まれたリアル