アストロメトリ・ゼロ

お題 1-20

想像の井戸
山霞のヴェール
鏡のような凪がさざめく
爽やかに悦
星を嗜む人
息を飲んで眠れ
そうでもないから困ってる
伏し目の奥の麗らかさ
言わないなら無いのと同じ
濁点混じりの嘘
ここも地獄と変わらない
延明措置
愛より出でて
すべては遠くでしかない事象
雲泥のまにまに
冷たい指先
お布団しか信じてないもん
寝ても覚めても興ざめ
六年の冬季
ある物ねだり

21-40

図られていたとしても
特別に嫌って
軽快な自白
隙だらけ、好きだらけ
宇宙が始まる前の話
水金地火のひとつをあげる
醒めないでいてね
本能を解いて
君の叫びは祝福に
釣り合わない受容
エターナル・ハピネス
荒削りの人生
忘れるための霧中
願いは叶わないから美しい
柑橘のひと時
暗中に光
「絶望」ってとめどないもの。
銀杏の絨毯に立って
何かを掴めたためしがない
Not very bad(そんなに悪くない)

41-60

足りないを教えて
平行線に橋
流れゆく停滞
作らなかった鍵
痛みを知らずに済むように
解像度のない世界へ
昔って質量あったんだ

ハロー、ジュニパーベリー
安息銀河
散らない桜があるらしい
遠慮なく言うけれど
傲慢のかたまり
鮮度が死
帰れないと夏が言う
季節が四つしかなかった頃
氷期の熱帯夜
奪う覚悟があるのなら
可哀想な豆腐
頭の中で君を飼う
終わらなければいいのに

61-

そこから見る世界は綺麗だろうね
とんでもない、待ってない
最悪を装丁
一刻でも遅く
霞がかった春のよう
凍える海の家で
蹴っ飛ばして入りたい
物理的に重い話
朝焼けを合図に
青の時間
地面に埋めたハードルを
射手に釘付け
アイドリング・ノンストップ
音楽になんてならないで
蝉時雨に帰りたい
突っ伏した隙間から
真綿に包まれたリアル